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幼い私のワンダーランド 足守 祖父母の家 ~おくどさん

祖母が亡くなりました。85歳でした。

初孫で可愛がってもらって、祖父母の家に行くのが好きだったのを覚えている。

そこは、幼い私にとってワンダーランド。

遊ぶに事欠かない。
メロンの水やり、間引き、つる枝切りのお手伝い(ほとんど邪魔)。
田んぼで蛙取り。
畑の野菜取りに付き合うフリをして、虫取り。
椎茸とり。
花摘み。
からすのエンドウを取って来て、おままごと。
猟犬の散歩。
裏の池のあめんぼうを狙い撃ち。
栗拾い。
柿の木に登って柿取り。
マスカットのビニールハウスに、猿除けの網を張るお手伝い(ほとんど邪魔)。
薪拾い。

挙げるときりがない。

国道を折れ県道を進むにつれ、田んぼに畑、川、小山、用水池、その中にポツンと民間が時々現れるだけになる。
これは途中。
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写真はまだまだ里。祖父の家からしたら都会(笑)。

ここからさらに30分以上、山の中へ進む。
車一台通るのがやっとの、曲がりくねった山道を登っていく。
木々で昼間でも薄暗い。
しばらくすると、急に明るく開け、田んぼと畑、民間がまた現れる。ここが祖父母の家のある集落。
道から50mほど急勾配を登って、祖父母の家の前に到着。

祖父母の家は高台にあり、眼下にメロンのガラスハウスが6棟、マスカットのビニールハウスが2棟、
あと、畑と田んぼが広がる。
裏山もあり、裏庭もあり、用水池と柿の木と栗の木があって。。
肉と魚以外はほぼ時給自足。
見渡して目に入るのは、ほぼ祖父の土地。お隣さんは2-3km向こう。間に小山があるから、見えもしない。


家の母屋の引戸を開けると土間で、すぐ右手の居間に上がるのに70㎝ほど段差を登るのだが、
小さい私は上がれない。その奥の台所も続きで土間。台所に3段の階段があり居間へあがった。
居間の奥に応接間、床の間の部屋、祖父母の寝室などがある。

この土間を居間と逆、左に行くと、水色の小さいタイルを散りばめた「おくどさん」が鎮座する部屋。
おくどさんは、かまどがいくつか連なった物。
おくどさん
Wikipediaや他のサイトのおくどさんは、シンプルで機能的だが、祖父母のは全然違う。
米の竃(かまど)というより、陶芸の窯みたいだった。

このおくどさんは、私の大のお気に入り。私の倍くらいあり、かなり大きい。着いてすぐ、
おくどさんチェックをする。おくどさんが無事か、大好きな水色のタイルは欠けてないか。
タイルを指でなぞる。つるっとした、冷たい感触。

私が行くと、必ずおくどさんで赤飯やおこわを炊いてくれた。

火の番が大好きで、おばあちゃんの横に座って薪をくべながら火を見つめている映像が、
焼きついている。
薪を入れたくて うずうず。まだかまだか とごねたり、薪を入れすぎて困らせていた。

薪で炊くご飯は、美味しかった。

とても上手に炊く人だった。


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by frowillo | 2012-10-15 22:55 | feeling day by day